風の強い朝でした。
今日はお休みをいただいたので、もう少しだけ、
ふとんの中でまどろんで…。
「あっ、いけない。料理教室の日だ!」と慌ただしく家を出ました。
強風の中急いで歩いたせいか、ちょっとのどがいがらっぽく感じながら クッキングルームに到着。
担当は、1回目でお世話になった竹内泉先生。
レシピで最後に登場する、蓮根とりんごのサラダのメニューから
手順の説明がありました。
正食料理では、食材はどうしても食べられないところは別として、
ほとんどをいただくことになっています。
このサラダに使う蓮根も、切り落としたヘタは
サラダに入れると見栄えが悪いので、
今回であれば炊き込みごはんの中に入れたり、
細かく刻んで他の料理に入れます。
「使いまわしを工夫します」と先生は言われました。
スライスした蓮根は梅酢を少し入れたお湯でさっとゆで、
ゆで汁はもちろん他のメニューに使うのですが、
「蓮根はのどや気管支にいいお野菜です。
よければ一度ゆで汁を飲んでみてください」と説明され、
実習の時にいただいたら一緒に飲んだ女性と
「あっ、おいしい!」と声を揃えて言いました。
蓮根の香りと味がさわやかに、のどをさらりと通っていきました。
このようなデリケートな味覚を探る楽しさも
正食の極意!? かもしれませんね。
この他のメニューは、
ひじき入りの玄米ごはん、かぼちゃスープ、車麩のフライ。
ぼくは自然にかぼちゃスープの担当になって、
気合いを入れてミキサーに入れるまで(先生に何度も聞きながら)
調理した結果「やっぱり、男の人の力が入るとおいしいです」と
同じ班の人に言われ、やっと面目躍如した気分でした。