昨日の青空とはうって変わっての曇り空。
これに北風が吹けば真冬の趣です。
今年もあとわずか。
この時期になると年内にすることをあれやこれや思い出し、
気忙しくなりますが、それはそれで味わい深いものです。
さて、料理教室です。
前回は、どうしても仕事の都合で参加できなかったので、
久しぶりの感があります。
本日のメニューは、
小豆粥、(野菜の)水無し炊き、野菜天ぷら、あわぜんざい。
講師は竹内泉先生。
「昔は病人食のイメージが強かったお粥ですが、現代ではおいしい、贅沢なごちそう」
と言われました。お粥は最近口にしたことがないので、楽しみです。
今回、調理の仕方で驚いたのは、野菜の天ぷら。
いわゆるかき揚げ天です。
普通は小麦粉を水に溶いて具を絡ませますが、
今日の天ぷらは、ごぼう、人参、三度豆を
細くカットしてボールに入れ、
塩を振りしばらく置いて野菜の水分が出てきたら、
直接小麦粉を入れ、混ぜて形を整え揚げるという方法です。
水も使わないし衣も余らない、しかも簡単という代物!
早速“究極のECO天”と名付けました。
昨夜、帰宅が遅くなり日付が変わった時間に軽く食事をとり、
風呂に浸かり、日記をつけて寝たのが2時過ぎで、
寝不足もありなんとなく疲労感が残っていた身体に小豆粥がぴったり。
のどを通る度に癒されるような感覚がしみじみと染みてきます。
水無し炊きの玉ねぎ、大根、人参、キャベツの素材そのものの甘さにうっとり。
大根おろしをのせてひと口で食べる香ばしいECO天。
デザートのあわぜんざいは、少しの米飴と雑穀の甘さが絶妙でした。
どうやら各班おいしくできあがったようです。
最後に竹内先生が締めくくられます。
「ここで学んだことですが、正食料理はまごころ一番、素材が2番です。
あまりに素材にこだわり過ぎないようにしてください。
(手に入りにくいものは、それなりに…)」