今朝はめずらしく霧が出て、街は白く煙っていました。
昨夜は、満月に近い月が美しく夜空に浮かんでいました。
寒さも本格的になってきましたが、明日は冬至です。
冬本番に向かうと同時に、わずかずつ日が長くなり
春に向かいます。
梅雨の真っ只中に夏至を迎えるのと似て、
ちょっと不思議な感覚ですね。
今年最後の初級の授業の講師は、鹿島三嘉先生です。
メニューは、ごぼうご飯、玄米スープ、
切り干し大根と高野豆腐の煮付け、ひじき白和えの4品。
ごぼうご飯は初めて食べるかもしれない。
ごぼうは子どもの頃から好きな根菜で、
特におふくろの作るごぼうの天ぷら入り煮込みうどんが 大好きでした。
福岡あたりに行くと、ごぼうの天ぷらの入ったうどんが ありますが、関西でもきっと受ける味だと思います。
蒸し煮をしたごぼうのささがきに、グルテンミート
(小麦たんぱくで作られたお肉のような食感の食材)を
小指大にちぎって入れ、玄米と塩と醤油を入れて圧力鍋で 炊きます。
切り干し大根や高野豆腐、ひじきなど、乾物が多い今日の メニューはなかなか手強いですが、前回同じテーブルでご一緒 した、将来マクロの食堂を開きたいとおっしゃる63歳のおじさんと
声を掛け合いながらつくりはじめました。
小さなミスをしているぼくたちに、
「料理実習は失敗していいんですよ」と鹿島先生が
優しく声をかけてくれました。
(切りごまの解説中の先生です↑) 切り干し大根を炒めていると
「家で料理をなさっているんですか」と、同じテーブルの方に
声をかけられました。
「えっ? なんで」という顔で振り返ると
「さまになっている」とのこと。
「洗い物専門です」と答えましたが、
家の台所に立つ時間は毎日そこそこあるので、
雰囲気が出ていたのかもしれませんね。
乾物料理はほとんどしたことがないけれど、
作ってみれば「これなら作れる」と確信した、
切り干し大根の煮付けと、ひじきの白和えでした。
ごぼうご飯がおいしくて、鍋に残っていたのを
おかわりしてしまいました。
午後から12月の冷たい雨が降り出しました。