場所によってはかなりの積雪となり、
今日の教室の開催が心配されましたが、
先生も生徒さんも問題なく来ることができて、一安心です。
数日前は、雨が夜更け過ぎに雪に変わり、
朝起きて窓の外を見ると銀世界になっていてビックリ。
まだ寝ていた息子に「雪だぞーっ」と声をかけたら、
ばっと起きて外を見て、「うあっ」と言って、
すぐにふとんに潜りこみました。
さあ、今日で9回目の授業です。
残すところあと1回。
まだ暑さも残っていた10月にスタートしましたが、
季節は春までもう一歩。なんとも早いものです。
「昨日は外出していて、
家に着いた時は雪だるま状態になってしまいました」と、
元気いいっぱいの竹内泉先生。
メニューは、
三色おはぎ、けんちん汁、すき昆布の炒め煮、そば餅の4品。
三色おはぎは、いつもより柔らかめに炊いた玄米を、
すりこぎで軽くつぶして、
おにぎりよりは軽くまるめ、
小豆あん、きな粉、黒ごまをつけます。
小豆あんもきな粉もあえて塩味です。
黒ごまは炒ってすり鉢ですり、醤油を混ぜました。
「いつも玄米で重たいと感じたら、
時々このようにおはぎにしてはいかがでしょう。
おやつにしてもいいですね」と先生は言われます。
「具沢山の冷蔵庫のお掃除料理」
と先生が言われたけんちん汁は、
里芋、こんにゃく、干し椎茸、
ごぼう、大根、人参、蓮根と野菜だけの具なので、
塩を効かすのが調味のポイントでした。
すき昆布の炒め煮は、
蒸した昆布を和紙を漉くようにして板状にした昆布
(サラダ昆布ともいいます)と野菜の炒めものですが、
けんちん汁にも
ごぼうのささがきが使われているので、
現場が少々混乱。
「あーっ! この鍋どっちの料理?」とか
「しまった、梅酢入れるの忘れた」と
あたふたした場面が展開しました。
そば餅は、そば粉と白玉だんご粉に熱湯加え、
最初は木しゃもじで混ぜ、
少し冷めては手でこねます。
前回のいきなり団子の生地がうまくできたので、
率先して手がけましたが、
慎重にお湯を加えていったにもかかわらず、
手でこねる工程で、べたべたになってしまい、
手に生地がくっついて離れません。
白玉粉を追加してもらい、
再度挑戦したものの同じ結果となり、
「だめだこりゃ」と退散。
同じ班の女性にバトンタッチしました。
簡単そうでも、材料や熱の加減もあるのか
なかなか難しいものですね。
塩味の小豆あんがついた甘くない おはぎだと知らずに食べたら、
びっくりするかもしれませんが、
小豆の味が楽しめてとてもおいしいものでした。
甘くないきな粉のおはぎも、
きな粉の味をじっくり味わえました。
醤油味のごまおはぎもなかなかいけます。
何個も食べたくなりました。
竹内先生もおっしゃったように、
お料理に砂糖を使うと、
材料の個性や本来の味を消してしまうことに
なるのでしょう。
そば餅に入れた小豆あんには、
少し黒糖が入りましたが、
かすかに甘みを感じる程度のものでした。
「こういう甘みに慣れると、
市販のものの甘みはがつんと強烈ですね」と、
となりの女性と話しました。
昨日もらったバレンタインのチョコの甘さを想像し、
ちょっと気になりました。