公開料理教室に、
なんと伝説の蕎麦屋さんの
「凡愚(ボングー)」の店主、
真野龍彦さんに講師として来ていただきました。
大正区にあるお店は
およそ蕎麦屋さんに見えない
一風変わった雰囲気を醸し出して、
営業日は、木・金・土・日曜日の4日間、
さらにその日のそばが売り切れたら閉店となります。
日本中に愛弟子がたくさんおられ、
わざわざ関東から食べに来る
熱烈なファンもいるとお聞きします。
当日はプロの技を見たい学びたい参加者で
クッキングルームは満員となりました。
真野さんの奥様、スタッフの方、お弟子さん、
総勢5人のチームでいらっしゃいました。
泉大津市でそば・新鮮魚料理「そば草香(くさか)」
を経営されるお弟子さんの、そば打ちの技をご覧ください。
そば粉と水だけでこねていきます
華麗な手さばきで伸ばしていくと…
あっという間に広がっていきます
どこも同じ薄さという達人の技に驚き!
そば切り包丁で切っていくと…
均一の太さに切られたそばはまさに芸術品!
たっぷりの湯でゆでます
完成!
いただいた資料から、そばと製粉の話。
そばはタデ科の一年草で、
原始的な三角すいの形をしています。
発芽率100%で、手間も農薬もいらず、
75日目にピッタリ刈り取れます。
ピンクがかった白い小さな花で、
畑が雪のように真白になり幻想的です。
製粉は昔ながらの石臼で粉砕します。
石臼は用途に合わせて、
曲線、直線で美しいパターンを刻んでいます。
粉食は、人間にとって切っても切れない加工法ですが、
未だに石臼以上の粉砕方法はありません。
石臼はえらい!
<参加された方の声>
そば打ちが面白い!と聞いてはいましたが、
プロの方の華麗な技を目の前にして
「こんなにキレイに仕上げるなんて無理だ!」
と心が折れかけました。
しかしレクチャーしていただいた後に
参加者同士で声を掛け合って
そばを打っているうちに
どんどん楽しくなってきて、
太さがまちまちでも、
箸ですくうとプチプチとちぎれても
「これがまたおいしいんだよ!」
と慰め合い(?)ながらも
そばの良さを知ることができました。
凡愚のスタッフみなさんから
細かく優しく指導していただいて、
最後のそばがきまで
おいしくいただくことができました。
またこのようなすばらしい
講座があれば必ず参加したいと思います。
ちなみに…この講座の後、
手打ちそばの達人技を極めようと
ショッピングサイトでそば打ちセットを
検索したのは言うまでもありません(笑)。
そば切り 凡愚
大阪市大正区泉尾四丁目4-7 TEL:06-6553-7272
そば草香
泉大津市東豊中町2-2-14 TEL:0725-24-8576