ブログ「マクロなポケット」Blog

11/17「藤本敏夫没後10年を語る」

「藤本敏夫 没後10年を語る~“土と平和の祭典”の前夜に~」 に参加させていただきました。 実行委員長は㈱大地を守る会代表の藤田和芳さん。 会場は、皇居のとなりにある日比谷公園内のレストラン松本楼で、 雨が静かに降っていました。

藤本敏夫さんは、今から30年ほど前に、 何度も「むすび」誌(旧誌名「コンパ21」)に 登場していただいています。 その頃、先輩に誘われて藤本さんの友人たちと 博多で鍋を囲んで楽しく過ごした時間が忘れられません。 1117藤本氏遺影.jpg

司会の山川建夫さんは、元フジテレビのアナウンサーで、 10年ほど前に房総の田んぼでお会いしました。 挨拶すると「おーっ」と驚いてくれました。 山川さんが千葉の鴨川のお寿司屋で食事していた時、 藤本さんが(次女で歌手の)高校生くらいのYaeさんと 嬉しそうに入ってきた時のエピソードがほのぼのと語られました。 藤本さんのにっこりする素敵な笑顔が目に浮かびました。 1117山川氏.jpg 主催者を代表して、藤田さんの開会の挨拶がありました。 1117藤田氏.jpg

記念講演は、明治大学野生の科学研究所所長、思想家、 人類学者の中沢新一さん。 1117中沢氏.jpg テーマは「今こそ農業の時代~藤本敏夫から託された未来~」。 中沢さんは今年、知人にもらった『鳥の仏教』という本を 読んだご縁だけでしたが、協会スタッフにはファンが多く 『大阪アースダイバー』という本を持ってきて 「サインをもらってきてください」と頼まれましたが、 荷物が多いので丁重にお断りしました。

続いてのトークセッションは 「『青年帰農』から始まった10年若者たちの新しい生き方」で、 進行は藤本さんの妻、加藤登紀子さんでした。 加藤さんともずいぶん昔、先輩に連れられて、 京都のロシア料理店キエフでお会いして、ご一緒したことがあります。 ウオッカをストレートであおる先輩たちに圧倒されました。 1117トーク.jpg 1部が終了して、第2部は、立食パーティ。 テレビでよくお見かけするジャーナリスト高野孟さんの 乾杯の発声で始まりました。 1117高野さん乾杯.jpg 藤本敏夫さんを偲びながら、賑やかな時間となりました。 「松本楼は、カレーが有名なんですよ」と隣の人に教えられ、 早速食べました。あまり辛くないマイルドな味でした。

今年の「むすび」6月号の巻頭言を書いていただいた、 水野葉子さんとお会いしました。 オーガニックの検査員の仕事で、今日参加されている方の 農場もきっと回られているはずです。 1117水野さん.jpg 木次乳業の創業者、佐藤忠吉さんともお会いできました。 92歳の高齢で、矍鑠としたお姿に尊敬の念を抱きました。 1117佐藤氏.jpg 最後に、皆で「知床旅情」を合唱してお開きとなりました。 1117知床旅情.jpg

この「藤本敏夫没後10年を語る」は、 「むすび」誌で紹介いたします。 (Terry)

  • 2012年11月23日 09時20分更新
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