正食クッキングスクールの岡田昭子校長と 福岡でネットワーク教室の講師をされている 靏久ちづ子さんと、ザ・リッツ・カールトン沖縄の 三ツ井裕一和食料理長のお料理を食べに行ってきました。 三ツ井さんは、六本木にあるザ・リッツ・カールトン東京の 副料理長を務め、今年3月に沖縄に異動されました。 およそ10年前より、正食クッキングスクール師範科で 料理指導をしていただいています。
車内で弾む会話に耳を傾けているうちに、 朱色に彩られた首里城に着きました。 日本・琉球・中国の建築様式が融合されていて、 2000年に世界文化遺産に登録されています。
曇りの予報が外れ青空が見え、気温は20℃を超えて、 暖かいというより、暑いです。
地元の食材を見るため、お土産物の店が並ぶ国際通りの中心にある、 牧志第一公設市場に行きました。
お肉やお魚、野菜がところ狭しと並んでいます。 鮮魚売り場では、南国ならではのカラフルな魚が並んでいました。
「暑い海の魚はおいしくないものと思っていましたが、 おいしいので驚きました」と三ツ井さん。 市場で買った魚は2階の食堂で調理してもらえるシステムになっています。 大きな五色海老を選び、新鮮さが命の刺身とお味噌汁にしていただきました。
その後、パワースポットと言われる 「斎場御嶽(セーファウタキ)」に行きました。 御嶽とは、南西諸島に広く分布している「聖地」の総称で、 斎場御嶽は琉球王国最高の聖地です。 目の前に神の島と呼ばれる久高島が見えました。 天気は曇り空に変りました。
そして、夕方、三ツ井さんが勤める ザ・リッツ・カールトン沖縄に到着。 場所は沖縄北部に位置する名護市の喜瀬というところです。 那覇から車で2時間程度でしょうか。
東シナ海を望む静かな高台に建つリゾートタイプのホテルでした。 「ようこそ」と優しい笑顔と言葉で、迎えていただきました。
中庭には、プールのように水が張られていて、 ゆらゆらと光を受ける水面に思わず見とれてしまいます。 椅子に深く座り深呼吸をしました。
お楽しみの夕食です。メニューには、 特別会席と書かれていましたが、ずばり表現すると 沖縄マクロ会席になると思います。
ゴーヤ、アーサ、海ぶどう、島豆腐、ふーちーばー豆腐など 地元の食材をたくさん使った料理を、三ツ井さんオリジナルの 精進出汁で仕上げ、盛り付けも芸術品のようでした。
洗練されていてシンプルで美しい。絶妙な味に感嘆の声が上がりました。
常に料理をする、そして教える仕事をしている校長と靏久さんは、 三ツ井さんに調理や素材の質問が続きます。
食後、ホテルの庭で夜風に吹かれながら 古琴と二胡のライブ演奏を聴きました。
まるで異国の地に来たような感覚と、 究極のリラクゼーションを楽しんでから、 静かで快適な部屋に戻り、長い一日を振り返り、 やがて深い眠りに入っていきました。
※ザ・リッツ・カールトン沖縄の和食料理長、 三ツ井裕一さんの公開料理教室は、 2013年3月24日(日)に開催いたします。 是非、ご参加ください。
(募集開始は2013年1月15日以降の予定です)
(Terry)