正食協会・理事の岡部賢二先生の健康講座です。
春夏秋冬の各季節に、病気にならない食生活と 手当法・望診法を学ぶシリーズで、今回は第2回。 「季節の変わり目の健康法 豆腐と里芋を使った手当法と胃の望診」です。
最初は、マクロビオティックの手当法の代表選手、 豆腐パスタの説明から入りました。 豆腐には、カリウムという陰性成分が多く含まれているため、 皮膚にあてて熱をとる働きがあります。
そして、小麦粉にもカリウムが多いので、昔から湿布薬として、 小麦粉に酢や焼酎を混ぜて練って使われていました。
そのようなことから豆腐パスタは、物理的ではなく、 “化学的”に冷やします。
豆腐の原料の大豆そのものが、陰性が強く、 豆乳や豆腐を食べ過ぎると身体を冷やすことになります。
小麦粉の中に手を入れると、ひんやりします。 天然のラジエター効果です。
夏場の冷や奴はおいしいですね。 冷や麦、そうめんを食べたり、麦茶を飲むのもそのためです。
水を切った豆腐と小麦粉と少量の生姜を混ぜて練ったものが 豆腐パスタという湿布法で、1cmくらいの厚みにして ガーゼに包み、おでこに貼ると39℃を超える高熱を 取ってくれます。冷えを取る力は一番です。
37℃以下に熱が下がったら、青菜湿布 (キャベツなどの青菜を2〜3枚重ねて貼る)に切り替えます。
岡部先生が、キャベツの葉っぱをおでこに貼って説明が始まると 笑いが起こりました。
「家の子供たちは嫌がりますが、熱がちょっと出た時は、 頭にキャベツを乗せます。 来られたお客さんが見てびっくりされますが(笑)」
キャベツがない時は、他の青菜でもかまわないようです。
熱取りの豆腐パスタの実演に続き、 毒の吸い出し効果が強い里芋パスタの説明、実演です。 なぜそうなるのか、というメカニズムを丁寧にゆっくり、 繰り返し解説があり、受講者も納得した様子でした。
次回は8月3日、「夏の健康法 梅干・梅酢を使った手当てと 心の望診」です。単発受講もできます。お待ちしています。 (Terry)
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
Macropocket(正食協会事務局)
JAPAN MACROBIOTIC ASSOCIATION
https://www.macrobiotic.gr.jp/
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++