伊豆大島で伝統海塩を作り続ける 「海の精」のユーザー会である、海の精クラブ。 そのメンバーを対象にした「海の精サロン」が 6月23日に正食協会で開催されました。
「東京以外の地域でも、実施してほしい」という 会員さんの要望に応えて、関西地区で初めての開催。 マクロビオティックな伝統食育を学ぶ場となりました。
担当する講師は、今年の2月に伊豆大島の塩作りを見学してきた、 島田弘子先生です。
大島を案内していただいた海の精の社長、寺田牧人氏も来られ、 島田先生と再会となりました。
メニューは、芽ひじきと松の実入り梅ごはん、 きゅうりとみょうがのあいまぜ、切干大根と高野豆腐の煮物、 変わり模擬豆腐、沢煮椀でした。
この日使われる塩や醤油など調味料や梅干といった加工食品は、 海の精のものが使用されました。
正食協会の料理教室との違いは、実習はなく、 先生のデモのみということ。説明をしている間に、 スタッフが人数分の料理を仕上げていきます。
多くの方が初めて正食協会に来られる方々。 とても熱心に話に聞き入られ、島田先生の説明にも熱が入ります。
料理ができあがり、松花堂弁当風に全員で盛りつけをして、 いただきました。
「切り干し大根が、みりんも砂糖も入っていないのに甘くておいしい」
「お塩と醤油の味付けだけで、お野菜の味がすごく出ている」
といった感想が飛び交いながら、和やかな昼食となりました。
食後は3階ホールに移動し、講義の時間となりました。 島田先生と岡田校長が担当し、休憩をはさんで、 寺田社長の塩作りのお話と続きました。
参加された方の感想です。
「これまで、本でしかマクロビオティック料理を知らなかった 私にとって、食材一つひとつ丁寧に心を込めて扱われるお姿に 感動いたしました。 自然の恵みを、命をいただくことへの感謝の気持ちが伝わって きました」
「私はふだんの食事の量が多すぎました。 今日のお弁当の量だったら、体に負担がないだろうと 感じました。少食を実行したいと思います」
「島田先生が正食に行き着かれた経緯をお聴きして、 正食が理にかなった日本人に合う食事であること、 特に感謝の心の大切さに気づかされました」
「校長先生のお話しにあった体験談のように、 食で精神も身体も、ものの感じ方もゴロッと変わるので、 これからも玄米(我が家では3分づき米ですが)菜食を 無理のないように続けていきたいと思いました」
島田弘子先生の感想です。
「歴史ある海の精さんの大阪で初めての『海の精サロン』で、 正直大変緊張しました。さすがに良い塩、醤油、味噌を 普段から使われている方たちだけあって、料理教室や 講義もとても真剣で、私自身大変良い学びになりました。 参加者の皆さんには、実際にお弁当の盛りつけを 楽しんでいただき、日本の美しい四季、旬を感じて 楽しんでいただけたら嬉しいです。
寺田社長の塩のお話も大変興味深く、 知らない現状をいろいろ伺え、とてもためになりました」
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Macropocket(正食協会事務局)
JAPAN MACROBIOTIC ASSOCIATION
https://www.macrobiotic.gr.jp/
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