春夏秋冬の各季節に、病気にならない食生活と 手当法・望診法講座の第4回 「秋の健康法生姜を使った手当てと『肺の望診』」 が開催されました。 講師は、正食協会理事の岡部賢二先生です。
本日は、マクロビオティックのお手当の定番、 生姜湿布を行う日ですが、事前に参加者の方たちに 大量の生姜をすりおろしていただき、とても助かりました。
「生姜にはすぐれた薬効があることが昔から知られていました。 生姜には身体を温め全身の血行をよくする働きがあり、 身体の冷えや関節痛を癒やしてくれます。 これは、生姜に含まれているジンゲロンやショウガオールという 辛味成分とジンギベロール、ジンギビレンなどの芳香性の 精油成分の働きによるものです」
「生姜の辛味成分は、体内に入ると血管を広げ、 血のめぐりをよくする働きがあります。生姜を食べると 血行がよくなり、手足が温まってくるのは、この成分によるものです。 生姜の精油成分にも身体を温める作用がありますが、 腫れや痛みを鎮める消炎作用、せきや痰を止める作用もあります。 さらに血栓を予防して血液をサラサラにする効果があることも 解明されています。 これらの成分の働きによって、生姜は関節痛やリューマチなどの 痛みを伴う炎症に驚くべき効果を発揮するのです」
すりおろしたひね生姜の絞り汁とごま油を混ぜ合わせた、 生姜油の実習のあと、生姜湿布の実演が行われました。 あちらこちらから「気持ちいいです」「芯から温まりそう」という声が 聞こえ、湿布を首やお腹にあてたまま聴くリラクゼーション・スタイルで、 望診法の講義へと移っていきました。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
Macropocket(正食協会事務局)
JAPAN MACROBIOTIC ASSOCIATION
https://www.macrobiotic.gr.jp/
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++