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野口清美先生の食育講演会「つよい体をつくる 和食の魅力」

8月17日(日)、お盆休みの最終日。野口清美先生の食育講演会「つよい体をつくる 和食の魅力」に行ってきました。今回、野口先生とは姫路で合流するので、事務局スタッフの宮本貴子さんとJRで静かに向かいました。   会場は、JR姫路駅近くのイーグルひめじの“あいめっせホール”です。工事中のため、屋根まで白い姫路城が見えました。 打ち合わせをしている控え室に、正食クッキングスクール師範科を卒業して、虹色キッチンを運営している八島規子さんが作ったお弁当が届き、みんなでおいしくいただきました。   開会にあたり主催のアイキ・スポーツスクールの専務取締役、中村隆司さんの挨拶がありました。 高校・陸上部の元監督の講演で、部員の食生活の善し悪しが大きく結果に影響することに気づき、ジュースやアイスクリームなどの甘い物を禁止したところ、良い結果が出るようになったと聴いたことが、今回の講演会を企画したきっかけの一つと話されました。   ステージに登場した、野口清美先生は、自己紹介のあと、「和食とは何なんでしょう」と会場に問いかけました。 「この国でできた作物、この国で伝統的に伝わる調味料を使って料理したもの、という定義でした。今の若いお母さんたちは、マヨネーズとかケチャップ、ウスターソースというカタカナの調味料が多いから、日本古来の調味料といっても分からないのが現状かもしれませんね」   「私の家には、醤油、味噌、塩のように平仮名か漢字しか使わないものが多いんです。一汁三菜が昔から言われる基本の形になります。ご飯が入っていないのは当たり前だからです。これが和食の基本です。そして、素材の持ち味を大切にする、料理を入れる器や盛り付けや掛け軸も含めて四季の風情を盛り込みます」   次に食生活の問題点として、農薬や添加物の多用がアレルギーなどにつながること、和食離れをしてジャンクフードが増え、現代版栄養失調になっていること、個食、孤食、固食、小食、粉食、濃食などの問題点を指摘しました。 そして、食育基本法に触れ、食育の言葉の由来を説明し、石塚左玄、桜沢如一の名前を出して、食養、正食、マクロビオティックの考え方に話が進んでいきました。   野口先生は、今回初めてパワーポイントを使用した講演をされました。自宅で調理する過程を写真に撮り、スクリーンに映しての料理の説明は、初めての方たちにとても分かりやすかったようです。   講演会が終了し、研修科に通っておられる浅野里香さんとお子さんにお会いしました。夏休みの間、朝ご飯を作り続けた小学校1年生のお子さんから野口先生に花束贈呈です。お子さんは、野口先生のお話がとても分かりやすかったそうです。すごいな~と感心しました。 (Terry)
  • 2014年08月25日 10時15分更新
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