ブログ「マクロなポケット」Blog

~石塚左玄先生の顕彰会参加~

朝晩の冷え込みがぐんと厳しくなって来ました。 そんな中、秋晴れの土曜日に福井に行って参りました。 京都からサンダーバードに乗り込んで約1時間30分で福井駅に着きました。 そこから、とっても気持ちいい天気の中、レンタカーを借りて山口事務局長の運転で目指すは、大野市。稲刈りが終わり、広々とした田んぼの中を走る大きな道を抜け、1時間ほど走りました。そして、阪谷公民館に到着。 阪谷といえば、“食育の祖”石塚左玄先生のゆかりの地。この地で、石塚左玄先生の顕彰祭が行われました。主催の「食育のふるさと阪谷をよくする会」や共催の「NPO法人フードヘルス石塚左玄塾」の皆さんが出迎えて下さいました。  式典が始まると、次々に阪谷をひっぱってこられた皆様方が挨拶されました。そして、石塚左玄先生のゆかりの地で行われているさまざまな活動が披露されました。阪谷小学校では、「学校田」と言われる田を作り、先生方、生徒さんが一体となり米作りを行っているとのこと。そしてできたお米は、給食のごはんとして提供されているようです。そして、給食のメニューも「食養道」に基づいた食事になっているとのことです。さすが、食育を叫ばれた左玄先生のゆかりの地だなと感心致しました。左玄先生の親族の代表の方は、左玄がといた食養道の活動を、「誇り高き日本人の人格形成に役立ててほしい」とおっしゃられました。  そして、NPO法人フードヘルス石塚左玄塾の理事長である岩佐勢市氏が、「食育の祖石塚左玄とゆかりの地阪谷」という演題で、講演されました。石塚左玄先生の歩みをお伝えくださいました。「食医」と呼ばれた理由がよく分かりました。そして、現代食の問題点を指摘され、それをどうしていけばいいのかの問題定義をして下さり、とても刺激を受けました。我々正食協会の役割の大切さも改めて実感致しました。マクロビオティックという言葉も自然な流れでご説明され、一般の方々にもとてもすんなりと受け入れられているのがよく分かりました。 講演される岩佐理事長  その後、席を移して、食養に基づいたお食事を提供して下さいました。ネットワーク校講師の野坂淳一さんがメニューの説明、素材の作り手のことなどを丁寧に詳しくお話してくださり、身体も心も喜ぶ食事を頂きました。のっぺい汁に入っているこんにゃくひとつとっても前日に手作りしてくださったというもてなしぶりには、頭が下がる思いでした。  その後、山口局長と私は、岩佐理事長、野坂さん、研修科に通われている吉江幸子さんに同行頂いて、左玄先生のご先祖のお墓参りをさせて頂きました。これからも「マクロビオティックの普及に邁進していきなさい」とお墓の中から声がするような気が致しました。  帰りは、高台まですこし足を伸ばし、自然豊かな阪谷地区の全体を拝んでから、福井駅と帰ってきました。  マクロビオティックのルーツを探るとてもいい旅となりました。  阪谷の皆様ありがとうございました! (Taka)      
  • 2014年10月26日 10時45分更新
  • ブログカテゴリー: