12月に入ってから、真冬並みの寒波が押し寄せ、冷え込みが一段と厳しくなりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
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12月2日~4日、この寒さの中、はるばると中国から12名の受講生がいらっしゃいました。正食クッキングスクールの大阪本校にて短期集中中国語料理教室を開催致しました。大都会の上海からいらした方も居れば、広西省チワン族自治区からいらした方も居られました。台湾の方も二名いらっしゃいました。受講された方々は健康志向が高くて、日本料理も大好きなので、受講することをずっとワクワクしながら楽しみにしていらっしゃったそうです。
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初日は島田敬子先生の初級クラスでした。
敬子先生は長年アメリカ在住されていましたので、英語はもちろんペラペラですが、授業は私の通訳を介して行われました。 その日のレシピは玄米ご飯、基本の味噌汁、蓮根ボール、青菜の磯辺和え、および葛餅の黒蜜きなこ添えでした。 「身土不二」「一物全体」という理念は中国の受講生達に強い印象を与えたようです。 食材の旨みを大切にする「蒸煮」のやり方も斬新だったので、皆様は今までの料理の作り方を猛反省されました(*^_^*) 通訳を介したの料理教室なので、大丈夫なのかな、と心配していましたが、意外と皆様が手際よくてきぱきと動いていました。 5品の中に、蓮根ボールは特に人気が高くて、「オイシイ~!」と絶賛されていました。 二日目の担当はベテラン講師の島田弘子先生でした。サポートをしてくださったのは笹浪泉さんです。 午前中は初級クラスの和食でしたが、午後は中級クラスの洋風料理でした。卵と乳製品の使わない「パンプキンパイ」と、外はサクサクで中は柔らかい「オートミールバーグ」が受講生の皆様に大うけでした。 この日に初めて正食の陰陽の話を取り入れました。皆様は中国で薬膳や漢方についていろいろと研究なさってきましたので、中国の陰陽理論との相違点について話が盛り上がっていました。 試食のときに、弘子先生は「なぜ玄米がよいのか」についてお話をしましたところ、校長先生からは「噛むことの重要性」についても教えていただきました。皆様は「なるほど!」と頷きながらお話を聞いてくださいましたので、理解していただけたかな、と思いきゃ、一人可愛いお嬢ちゃんから「じゃ、先生、私の胃腸はとても丈夫ですから、あまり噛まなくてもいいですよね?」と質問されました。弘子先生は思わず吹き出しちゃいましたそういう問題ではないです!! 日本の受講生なら、恐らくこういう質問をすることはないでしょう?(^_^;) 料理の作り方だけではなく、配膳とお箸の扱い方についても校長先生から教わりました。 「日本料理は美味しくて見た目もきれいです。器も凝っています!」 「美味しい料理は味だけではなく、盛り付けも大事だ、ということがよく分かりました。」 ・・・ 皆様は本当に勉強熱心ですね 最終日はドイツなど約8年近い海外生活歴を持った森脇敦子先生の授業でした。 自己紹介の英語はあまりにも流暢でしたので、「先生、英語で授業をしてください!」との声まで出てきました その日のアシスタントを務めってくださったのは大平真紀さんと調子奈美子さんでした。調子さんは香港、ドイツなど10年余りを海外で過ごしていましたので、広東語と英語に堪能です。まさか正食料理教室で広東語を聞けるなんて、誰も予想していなかったので、中国の受講生から歓声まであがりました。当日の料理実習は日本語、中国語に英語と広東語も入り混じっていましたから、なかなか賑やかでした。 最終日の品数は全部で9つがありまして、その中に特に評判がよかったのは手打ちほうれん草パスタです。皆様は口が揃えて「歯応えがあって、オイシイです!」と言ってくれました。森脇先生はさすが本場イタリアで修業しただけのことはあります 今回の中国語短期集中教室はただ3日間しかなかったですが、皆様はとても喜んでくださいました。 「もっと日本の正食料理のことを勉強したいので、次回はもう少し長めにしてもらえないのかな?」 「今回のような教室は毎年に定期的に開いてほしい!来年は季節ごとにやりましょうよ!」 「とても楽しかった!忘れなれない3日間でした~また受講できることを楽しみにしています!」 ・・・ (感激) 敬子先生、弘子先生、森脇先生、およびアシスタントを担当してくださった新谷さん、笹浪さん、調子さん、大平さん、本当にありがとうございました。特に頭部を負傷したにもかかわらず、最終日にお手伝いに来てくださった調子さん!お疲れ様でした この様子は、また3月号の「むすび」誌に掲載予定なので、お楽しみに (FAN)
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