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西下圭一先生のセミナー、マクロビオティックの極意(症状別編・?)を開催

9月6日、日曜日。鍼灸院の院長で、統合医療専門クリニックで鍼灸治療と食養相談を担当する西下圭一先生のセミナー「マクロビオティックの極意(症状別編・?)」の第1回「消化器の病」が開催されました。   夏も去り涼しくなりました。二十四節気でいうと処暑といってそろそろ暑さが止まります。今週には白露といっておりてくる霜に寒気が入って透明な水分が濁ってきます。それを過ぎると今月の終わりがいよいよ秋分、いわゆる彼岸です。   秋分の時期は、日中と夜間の時間がほぼ一緒。マクロビオティックでもよくいう陰とか陽で言うと、この日は陰の気と陽の気はイコールになるわけですよ。今はまだ陽の気が強いですが、どんどん減っていって秋分を過ぎると陰のほうが強くなります。   そういう時なので、気分が落ちていくことやふさぎ込んでいったりすることも含めて、自然現象だから当たり前なんです。体が動きません、しんどいですと言われても心配いりません。季節にのっているわけです。   この時期になると農作物の収穫があって、あちこちのお祭りがあります。お祭りというと神様を祀っている前にお供えものをしますが、お野菜だったりお菓子があったり地方によっていろいろです。   どこの土地にもお供え物として共通しているのは、塩と米と水の3つは必ずあるんですね。ということは、日常はこれが不可欠なものなんです。 病気について、食に関する観点から話しをすると、このお水お塩お米、この3つの過不足がほとんど原因になっていることが多いです。   なぜか・・・。お塩というのは陽性の代表格であり、水というのは陰性の代表格であり、お米というのはその間にある中庸の代表格です。 中心軸となるものと陰と陽、この3つのバランスがきちんととれていれば、そんなに大きく体調を崩すはずはないということがいえると思います。   今の世の中に出ている情報のレベルから言うと、体が不調というほとんどの人は水分が多過ぎて塩分が少な過ぎる、ということが言えるでしょう。 実際問題、水分をとるのをやめさせて少しお塩をきちんととりましょうと言って指導すると体調のよくなる人が多いです。これは日々感じていることなので言えると思います。   〈西下先生の感想です〉 今日は、消化器系の病についてお話しさせていただきました。食養から言えば、食べ過ぎを戒めて、よく噛むことが基本になりますが、ではなぜそれが実践できないのか? 日本人の言う「肚」を紐解いていきながら話を進めていきました。「知る」「学ぶ」ことよりも、今日から「実行する」ための力になってくれると嬉しいですね。   〈受講生の感想です〉
  • 先生のお話はいつも、深くて難しいことを話されているはずなのに、とてもわかりやすくて、すーっと入ってきます。心地の良い2時間をありがとうございます。自分を磨くための大事なお勉強だと感じますが、できればたくさんの人に聴いてほしいと思いました。
  • 今日の2時間で、これまでに学んできたことがパズルが組み上がるようにつながってきました。誰にでもわかりやすいように話してくださるので有り難いです。
  • 最後の「食べるために生きるのではなく、生きるなかには食べることがある」という言葉が残っています。学びも生活も本末転倒になってはいけないのですね。
  次回のセミナーは、10月4日(日)。テーマは「婦人科疾患」です。単発受講もできますので、是非ご参加ください。                                                                                                                                                                  山口 徹平  
  • 2015年09月12日 18時51分更新
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