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「操体法で身体の痛みをとる講座」開催

5月28日、鍼灸師で鈴木総合治療院院長、真・食養会講師の鈴木敏文先生の操体法の講座第3回「身体のひずみを作らない正しい動作」が開催されました。マクロビオティックは宇宙の秩序を展開した食事法ですが、宇宙の秩序を動きに応用したのが操体といえます。動きの原理を使って、自分自身で体の歪みを正し、痛みを自分で消すための実技を身につけていただく講座です。 DSC06287.JPG   人間は地球上に立っています。重力で地面に引っ張られているんですよ。 引っ張られている力に逆らって立っている。二本足の人形を立たせようとしても難しいでしょう。立つためにいろんな筋力ががんばっているから立てるんです。   力学的にはすごいストレスがかかっているんですよ。ストレスがからだの歪みを作るんです。どこからつかれても崩れないような安定した動作で、日常を過ごしていたらからだは歪まないんですよ。日常動作で安定した正しい形で24時間いれば歪まないです。厳密にはかなり難しいですけど。 DSC06285.JPG   重心安定の法則というのは、足は親指側、手は小指側に力が入ると重心が身体の中心にくるんですよ。どんなスポーツとか武術の動きでも、足は親指側にかけます。小指側にかけると外側に重心いきますから。   食事でも身体の歪みはうまれます。陰性なものを食べると小指とかかと寄りに重心が移ります。日常の動作と共に食事をきちんとしていたら、身体の歪みもうまく修正できます。「息食動想」は関連し合っていて、どれか一つが引き上がったらほかも引き上がるという関係です。   手は小指側。野球のバットを持つのもテニスのラケットも剣道の竹刀もゴルフのクラブも小指・薬指側です。強い力を出す時は小指・薬指側で持たないとだめなんです。小指・薬指側に力が入ると中心のほうに重心が来ますから、中心から力で出てしかも安定した動作になるんです。  DSC06278.JPG 雑巾を搾るとき、小指・薬指側で搾ると力が中心のほうに寄りますし、脇も締まるし強い力が出るんです。親指・人差し指で搾ると脇は空くし、力が分散するから、搾り方も弱くなります。昔は家庭の中の躾でも身につけていたんでしょうけど。30年近く前、健康学園を手伝っていた当時でも、子どもたちは雑巾をちゃんと搾れませんでした。どんなスポーツでも芸事でもこの法則に則った形が力強いし疲れにくいし、外から見ていても美しいんです。   鈴木敏文先生の「操体法で身体の痛みをとる講座」はご好評につき7月からも開催されます!正しい動作を理解して身体が歪む原因を正していきましょう。 7月3日(日)自分で身体のひずみを正す方法 8月7日(日)自分で身体の痛みを消す方法 9月4日(日)身体のひずみを作らない正しい動作
  • 2016年06月11日 11時41分更新
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