6月5日、日曜日。鍼灸院の院長で、統合医療専門クリニックで鍼灸治療と食養相談を担当する西下圭一先生のセミナー「冷えと病を遠ざける姿勢のつくりかた〈アレルギー編〉」の最終回「アトピー性皮膚炎・湿疹・蕁麻疹」が開催されました。
冒頭、事務局から間もなく上映予定の映画「甘くない砂糖の話」と「シュガーブルース」の紹介がありました。
それを受けて西下先生のマクロビオティックとの出会いと食養体験の話をされました。
二十代半ばでマクロビオティックと出会い、元気でしたが健康ではなかったと思います。体重も今より20キロほど多くて、相当大きかった。その頃ぼくを見たある人から「熊や」と言われましたから(笑)。
マクロビオティックで病気の人が良くなるのではあれば、元気な自分がどこまで元気になるのか、と思ったのが実践のきっかけです。何カ月かきっちりやった結果、健康診断の数値が正常化するのは当たり前なんでしょうけど、一番びっくりしたのが、視力が0.7から2.0になったことです。食べものを変えて血液の質が変わればいろんなものが変わるんだなと思いました。
あと疲れなくなった。二十代なのでしんどかったわけじゃないけど、一層疲れなくなった。めちゃめちゃ元気になったということが立証済みです。もちろん食べものが変わっただけではなく、環境が変わったとかいろいろあると思いますが。
今回でこのシリーズも一旦は終わりになるので、「どうしてもお伝えしておきたいこと」を中心に、心構え・基本姿勢から、湿疹や痒みという症状とのつきあい方まで、広く深く話させていただきました。
とくに、ありがちな誤解、お手当てでやってしまいそうな勘違いなど、具体例も交えてでしたので、参加してくださったそれぞれの方が、なにかしら持って帰っていただけるものがあれば良かったなと思います。
昨年からずっと続けて参加してくださっている方や、別のところでの講座に参加していただいての再会もあり、とても有難かったです。
受講者から感想をいただきました。
・先生ご自身とご家族の体験にはじまり、とても心に響く話がいくつもありました。今よりあとほんの少しの知識、ほんの少しの勇気、私ももちたいと思います。
・お手当てに使う保湿剤やオイルにも陰陽があって、その都度使い分ける必要があることなど、目から鱗でした。頭だけで学んでいても、学んだつもりになっていたような気がして、今日は参加して良かったです。
・私だけでなく、皆さんの質問の一つ一つにも丁寧に答えてくださっていて、それがまたつながっていっていくようで、すごく学びの多い1日でした。ありがとうございました。
西下先生より以後についてメッセージをいただきました。
今シリーズは、今回で終わりとなりました。次回は、半年先くらいから、また新しいシリーズが始まる予定です。ずっと参加してくださってた何人もの方から、残念とのお声をいただきましたが、一旦は離れて、それぞれがご自身で考えて行動する力を養っていただくときとご理解いただければと思います。また、近いうちにお会いしましょう。ありがとうございます。