6月12日、日曜日。正食協会の理事で食養家の山村慎一郎先生のセミナー「望診からわかった不調の改善法パート?・もっと美しく」の第4回「美しい髪」が開催されました。先生のお話は、いつも本題に入る前のいわゆるマクラの部分がとても面白くためになります。
今回のテーマは髪です。
髪は、たんぱく質、脂肪、ミネラルによって構成されています。上に向かって生える毛は野菜や炭水化物により、下に向かって生える毛はたんぱく質や動物性、植物性の脂肪によって作られます。頭の髪の毛は上向きで体毛は下向きですね。日本人に比べて西洋の人のほうが体毛は多いです。
髪の毛の硬さ、柔らかさ、明るさ、暗さ、乾湿、長さなどは肉体的精神的な状態や、本来もってきた性質を現します。
髪というのは食べものの影響を受けるんですよ。
グリーンランドとかフィンランドのようなすごく寒い、極陰の地、環境が強い陰性になっているところで、生きていくためには体はどうならないといけないんでしょう。食べて温まるものを食べないといけませんよね。
一番温まる食べものでなんでしょう。極陽のものを摂ります。肉ですね。寒いのでこってりした動物の脂身を食べます。白に近い金髪でゆるいウェーブがかかります。
アフリカのような暑い陽性な環境のところでは、果物とかものすごく陰性なものを食べるわけです。すると天然のごわごわしている髪になります。テレビで知りましたが髪が縮れていると放熱するということです。
関係ない話をします。私の好きな動物写真家の星野道夫さん。残念なことにカムチャッカ半島でヒグマに襲撃されて亡くなりましたが、アラスカとかカナダの寒いところで、カリブー(トナカイ)やグリズリー(ハイイログマ)の写真を撮っていました。
星野さんはグリズリーが大好きで、赤ちゃんの時に撮っていた熊がいるんですけど、ある時写真を撮っていたら、その熊がお母さんになっていたんですよ。そばで小熊が遊んでいた。そしてお母さんが小熊を連れて川を渡ってこちらにくるんです。ふつうこれはやばいです。星野さんに3メートルぐらいまで近づいて、お母さんがちょこんと座って、その周りを子どもが遊ぶわけです。つまり子どもを星野さんに見せにきたんです。うるっときますよね。そして遊んだあと森に帰っていくわけです。星野さんの本は、機会があったら読まれるといいですよ。
次回のシリーズは、「腸」がテーマです。腸がよくなると体調だけでなく、運も上向きになります。内臓の働きがよくなると、肌が若々しくなり病気にも強くなるのです。そのコツを望診・料理レシピね織り交ぜて楽しく学びましょう。
是非、ご参加ください。
「腸活・菌活でイキイキ生活」
第1回 9月1日(日)なぜ腸内細菌が健康を左右するのか?
第2回 10月9日(日)イキイキ健康生活には「育菌と菌活」が決め手!
第3回 11月13日(日)腸内酵素が「疲れ知らず、病気知らず」の体を作る!
第4回 12月11日(日)美しい髪