この講座は「自分で身体のひずみを正す法」「自分で身体の痛みを消す法」「自分でひずみを作らない正しい動作」を一日で習得するように組み立てられています。講師の鈴木敏文先生は、所属する真・食養会の会長に就任されました。その機会にというわけではないのですが、かつて桜沢如一先生が言った「一日一合の玄米と塩さえあれば生きていける」ことを自分で確認するために実践中で、この講座の日で98日目を迎えました。
「むかしから知っている人はびっくりするだろうな。高校生の時の体重です」と話す先生は、確かにかなり痩せていて、体重は18㎏減ったそうです。玄米一合は約600㎉。何もしなくても生きていくだけの基礎代謝量が1200~1500㎉といいますから、驚きです。自分の身をもってカロリーの考えの間違いを実感しているらしいです。
今までこのような修行(?)に取り組まれた話は、以前、桜沢先生の直弟子、松岡四郎先生からお聞きしました。どれだけの期間実行するか桜沢先生にせまられ、赤血球は100日で変わるので、「100日やります」と答えられたそうです。
「決してお勧めはしません、何年か下地を作ってやるのならいいですけど、健康のためなら基本の正食に果物や砂糖、動物性一切を一口も食べないのから、やるほうがいいです」と鈴木先生。
無事100日を達成したら、復食はどうするのか興味本意でお聞きすると、「最初はごま塩、そして梅干し、というように少しずつ加えて身体の変化を観察したい」ということです。でも、本当に食べたいのは、なんと梅干しと醤油が最高の贅沢に感じているそうです。「玄米の餅を焼いて醤油をつけて食べたいな」と笑顔で話されました。
体がきれいになったのを感じるので、もったいなくて悪いものは食べたくないらしいです。