4月1日(土)、岡部賢二先生による望診と手当て法が開催されました。4月から隔月の5回シリーズで各経絡の症状を強化する対策プラス各臓器を活性化する手当てをしっかり学びます。
3月~5月、春の時期に弱りやすい肝臓と胆のうの経絡(肝・胆のう系)が弱るとどのような症状がでるのか、自己診断で自分の症状を見ながら、どこがどう弱っているのか分かる望診をして、後半は生姜を使った瘀血を流す手当てとして、生姜油と生姜湿布の実践がありました。
「肝臓と胆のうはセットで働いていると五行ではみていきます。夏を管理するのは心臓と小腸の経絡、季節の変わり目、土用の時期に弱りやすい経絡が胃・脾臓系、秋を管理しているのは肺・大腸系、冬を管轄している臓器が、腎・膀胱系ということで、それぞれの季節と臓器の関連性が高いのです」
「春先に何となく調子が悪いなという方がいらっしゃったら、肝・胆のう系が弱っています。木の芽時、なんとなく調子がよくない、花粉症やアレルギーが悪化するとか、なんとなく気が滅入ったり、だるさがとれないという症状があれば大体肝臓の疲れからくると判断されて間違いないかなと思います」
「一年のスタートの時期が春ですが、一日の中で春に相当する時間は朝ですが、朝方調子が悪い人は始動が悪い、朝が起きられない、だるくて目が開かない、頭が冴えない、やる気がおきない、うまくスタートが切れない状態は肝臓が疲れた初期症状です」
いい話を聞いたと思っても、すぐ実行に移せない保留癖のある人。先に延ばしていつかやろう、いい本だなと思っても読まない、断食もいいなと分かっても実行までに時間がかかるという人がいたら、その方も肝臓の疲れがあるという感じに受け取っていただくといいと思います。だから自分が悪いとか、できない自分を責めないで、肝臓の疲れた状態だから肝臓をいたわれば、すぐ実行できる性格に変わっていくという見方をするんですね」
次回第2回は、6月3日(土)「陰陽五行の知恵に学ぶ・夏の養生法と望診法」(心・小腸系)~梅を使った手当て法~です。
単発受講もできますので、是非ご参加ください。お待ちしています。