4月2日(日)。鍼灸師で統合医療専門クリニックでも鍼灸治療と食養相談を担当する西下圭一先生のセミナーが開催されました。3回シリーズの初回は、「陰陽の原則を自己診断に活かす術」。
レジュメの最初に書かれた文に、背筋が伸びました。
自由とは、自分のやりたいことをやりたいだけ、しかもそれをいつまでもやれる人間の行動につけられた名前である。
幸福とは、自分のやりたいことをすべてやりたいだけ思う存分いつまでもいつまでも何の道具も用いずやりとげる人間の精神である。『道の原理』桜沢如一
〈セミナー終了後の西下先生の感想です〉
陰陽を理解し判断力を磨いていくことを、桜沢如一先生は、「魔法のメガネ」と呼びました。
「魔法のメガネ」とは、どこかで買って来たら突然何かが見えるようなメガネということではなく、自分自身で考えていけるための軸をつくっていくこと。
マニュアルやルールが増えていく世の中にあって、マニュアルに振り回されずに生きていくための最低限のマニュアル。それが、陰陽の原理だろうと思います。
今日のなかでは、陰陽というものを概念として知るだけでなく、味の陰陽、色の陰陽などから、陰陽の性質を深く理解し、日常に活かしながら、自分の体調を知るヒントを話させていただきました。
人相や手相も陰陽ですべて解釈ができてしまうところに驚きの声が上がってましたね。
今日の内容を単に学びで終わらせずに、「使ってナンボ」と思っていただけたら幸いです。
<受講生の声>
・いろいろなお話がとてもおもしろくて、すごくわかりやすかったです。次回からで、体の使い方もわかればいいなと思います。
・陰陽を知って何になるのか、という疑問があったのですが、今日の講座を聞いて、陰陽を知ることで幸せになれるということが腑に落ちました。
・陰陽をとても難しいものと考えてきていたのですが、今日のお話で、とっても身近なものになりました。実生活の中で活かしていきたいと思います。
<次回に向けて>
今回は「魔法のメガネ」を身につけるための原理原則から話を展開してきましたが、次回はそれをどう活用していくかへと進んで参りたいと思います。
6月の第2回目は体の使い方を、静的に、姿勢の整え方について、
8月の第3回は、実際に動かすときの、動的なことについてと進めていきます。
各回とも、最初に少しだけ陰陽の理解を深めるヒントの話も入れますので、
今回残念ながら参加できなかった方も、安心して参加していただけると嬉しいです。
次回、第2回は6月4日(日)。「姿勢と歪みをとるポイント」です。単発受講もできますので、是非ご参加ください。