食べ過ぎると体によくないとわかっている食べものでも、ついつい食べ過ぎてしまい痛みや病気につながっていきます。望診というのは調子が悪くなる前に、何を食べ過ぎてどの臓器が悪くなっているかがひと目でわかる素晴らしい方法です。望診法の基礎とコツを学ぶ山村慎一郎先生の講座の第二回目「すぐに役立つ顔と目の望診」が、4月9日日曜日に開催されました。
「夏は発散の時期です。だから籠もっていると病気になります。発散なので汗を出す時期なんです。夏になると海や山に行ってキャンプをしたりして、しっかり発汗しないとだめですよということを、「黄帝内経素問」(中国伝統医学の根幹をなす聖典)という本の中に書いてあります」
「身体内で陽気の多いところは心です。熱の多い心にさらに熱がこもって心臓を悪くします。また、陽気を発散しないと身体全体も暑く感じだします。そうなると冷房や冷たいものを欲するようになります。これを夏の間中続けると必ず下痢します。現代の冷房病は夏の養生法を守れば防げると思います」
「食べもののアンバランスは体のあちこちに現れますが、心臓の不調は鼻の頭に出ます。鼻の頭が赤く脂肪の塊やブツブツ吹き出ものが出ます。また、毛穴が目立つ方が最近増えてきました。また舌先にも現れます。舌先が赤い、シミが出る、舌先がピリピリするという症状が出ます」
次回は、5月14日(日)。「すぐに役立つ舌と爪の望診」です。単発受講もできますので、是非いらしてください。