6月4日、日曜日。鍼灸院の院長で、統合医療専門クリニックで鍼灸治療と食養相談を担当する西下圭一先生の講座「未病を治す意識と、自己診断法」が開催されました。
この講座は、病院勤務の経験もある立場から、未病から病へと進行していく段階を解説しながら、東洋医学の診察法と、養生の基本から、姿勢・動きの正し方までが凝縮されています。第2回目のテーマは「姿勢の歪みをとるポイント」でした。
「1回目は陰陽のお話しを中心にさせていただきましたが、今回はその復習をしながら、静的な状態で姿勢をどうしていくかについて話を進めますが、陰陽の話が大分絡んできます」と、冒頭に西下先生がおっしゃった通り、季節、一日、一カ月、一年、食物、性質、感情の陰陽について、プロジェクターの映像を通して分かりやすく丁寧に解説されました。
感情、呼吸、動き、ありとあらゆるものを陰陽で考え、鍵の開け閉めまで陰陽で考えるところは目からウロコでした。
西下先生が連載する「むすび」誌5月号で紹介されていた、齋藤孝さんの呼吸法の型をみんなで実践しました。3秒吸って、止めて2秒、15秒吐くという20秒間を1分間に3クールするといいそうです。
「これを子どもさんが受験の時に、椅子に座る前にするだけでクリアになります」と西下先生の経験談もありました。
〈西下先生の感想です〉
残念ながらドタキャンになった人もおられて少人数だったのですが、参加くださった方にとって聞きたいと思われていることに寄り添えたと思います。
「ここだけの話」も盛り込み、“お得”な内容だったのではないでしょうか。
正食協会での講座も、5年以上継続してさせていただいてますが、なにより私自身が勉強させていただいていると感じ、感謝しています。
〈参加者の声です〉
〈次回に向けて〉
ここまでの2回、徹底して基本的な陰陽のお話から始まり、体のこと自然のことなどあらゆることを陰陽論で解釈しながら理解を深めていただくように進めてきました
1回目が原理原則について、2回目が体の静的な姿勢をテーマとして、ご自身の考える力も養えてこれたのではと思います。
次回は、体の動的な動きをテーマに、さらに考える力を伸ばしていければと思います。
今回残念ながら欠席となられた方もおられますので、次回はこれまでの復習も盛り込みながら進めていく予定としますので、これまで参加できなかった方の一回限りの参加も歓迎したいと思います。
次回は、8月6日(日)。テーマは「自然な氣の流し方」です。ご自身・ご家族の健康に役立てるだけでなく、治療者・指導者として伝えていくためのポイントも加味されています。単発受講もできますので、是非ご参加ください。