しばらく夏休みをしていた山村慎一郎先生の講座の再開です。正食協会での講座をお休みしていただけで、先生は暑い夏の間も海辺や大都会を東奔西走し、ますます元気に活動されておられました。
新しく始まった「山村流・食養診断力アップ入門特別講座」は9月から来年1月まで5回シリーズ。第一回目は「肝臓病の望診・食事・飲み物・手当て」。
初参加の方もおられたので、出生から食養家になるまでの人生史のような自己紹介から始まりました。若い頃にマクロビオティックとは、ほど遠い生活をしていた先生だからこそ、食べものの秘密を知ってからの体験に説得力があります。特に大量に摂っていた砂糖をやめてから起こるリバウンド現象のエピソードはリアリティがありました。
マクロビオティックの始祖、桜沢如一氏直弟子の指導者に会うために、ベルギーのクリム吉見氏やカリフォルニアのヘルマン相原氏にコンタクトをとるものの、共にお亡くなりになり、ボストンにある久司道夫氏のクシインスティテュートに行くことになり、英語しか通じない環境で学ばれました。
先生は参加者に「肝臓は体のどこにありますか?」と質問されました。誰も正確に示すことができません。心臓や胃や腸などは確実に分かりますが、ふだん意識していないせいか戸惑う参加者の皆さん。「肝臓はお腹の右側です。とても大きく重い臓器です。1.2㎏~1.5㎏あります。人体で最も高温の臓器といわれています」と答えられました。
肝臓の働きである、代謝機能(糖・蛋白・脂肪の代謝)と排泄と解毒作用から講義は始まりました。
次回は、10月8日(日)。「心臓病の望診・食事・飲み物・手当」です。是非ご参加ください。お待ちしています。