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山村流・食養診断力アップ入門特別講座開催しました

食養家で正食協会の理事、山村慎一郎先生の9月から始まった新シリーズの第3回目「胃の病気の望診・食事・飲み物・手当」が開催されました。

 

 

東洋医学で脾というのは、胃と膵臓と十二指腸と小腸の一部、ようするに消化器官のことを言っているんですよ。現代は塩分の取り過ぎによって引き起こされる不調よりも、砂糖や果物、パンなどの糖質の摂り過ぎが多くなっています。

たとえば胃の不調は「胃滞水」などです。今回は脾胃との不調の中でも増え続けている「心の病気」を取り上げました。

五行運行図を見ると、脾胃は味は「甘」で土に分類されています。精神的には、思い、思考、憂いを表します。

 

 

 私たちは様々なできごとで気持ちが落ち込んだり、憂うつな気分になったりすることがあります。普通は数日たつと落ち込みや憂うつな気分から回復して、また元気になって、回復する力をもっています。ところが原因が解決しても1日中気持ちが落ち込んだままで、いつまでたっても気分が回復せず、強い憂うつ感が長く続く場合があります。こうした状態が長く続くと、普段どおりの生活を送るのが難しくなったり、思い当たる原因がないのに落ち込んだ状態になったりする、それがうつ病です。

 

子どもが小さい時に「ホットケーキ焼いて」と言われることがありました。無糖のホットケーキミックスを使って焼くと「なんで写真のようにふっくらしていないの」と言われるわけです。ちょうどナンみたいにできあがるんです。

お砂糖を入れると食べものは柔らかくなるんですね。ふっくらする。ベイキングパウダー、卵、牛乳も入れると膨らみますね。

 

You are what you eat(あなたのカラダはあなたが食べたものでいできている)」ですから、鼻の中が腫れるんです。すると空気の通りが悪くなるので口呼吸になるんです。そこにチョコレートとか甘いものを摂り続けていると、目やにが出てきます。耳からもねちょねちょの粘液が出てくる。女性だったら下りものが増えてきます。体はいらないよと言っているんです。

 

 

お肉にお砂糖を入れれば、細胞の中に水を含んで柔らかくなります。先に醤油を使ったら、締まって固くなりますよね。甘いものから先に入れていかないと甘味が入っていかないんですよ。胃の不調というと、例えば甘いものをたくさん食べたりお酒を飲んでいくと、肉でできているので、胃は柔らかくなります。胃下垂になったり胃の中に水が溜まったりします。

 

ものを食べた時に体に反応が出てくるのは、なぜなんだろう、どうしてなんだろうと考えていかなくてはいけないんですよ。本に書いてあるからと実行すると誤ってしまいます。なぜなんだろうと考えていくことが大事です。

本を読んで勉強することは大事なんですけど、そうなんだと思いつつ、本当にそうだろうかと考えておかないといけません。

 

知識だけでは役に立たないです。実際にその人がどう変化していくかを見ることができないと、教科書にこう書いてあるからと指導してしまうんです。

風邪でもいろんなタイプがあります。体質もありますから。それによってアレンジしていかなくてはいけないんです。基本は本に書いてあるんです。なぜだろう、どうしてだろうと常に考えることが大事だと思います。

 

次回第4回目は、12月10日(日)です。是非ご参加ください。

 

  • 2017年11月14日 17時07分更新
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