食養家で正食協会の理事、山村慎一郎先生の9月から始まった新シリーズの第4回目「肺の望診・食事・飲み物・手当」が開催されました。望診は調子が悪くなる前に、何を食べ過ぎてどの臓器が悪くなっているのかが、ひと目でわかる素晴らしい方法で、望診法の基礎とコツが初心者でも分かり安く学べる講座です。
大塚製薬のホームページを見たら、便秘している方の便が出ない日は53.3%の方が4~7日。7日というと1週間です。私は1日出ないだけで運が悪くなるというか(笑)。便秘している方の63%がコロコロ便、硬いんですね。コロコロ便は許してあげようと。ところが17%の方がカチカチ便だそうで、これはほじくり出さないと出てこないレベルです。かなりの数字だと思います。
8~14日、2週間出ない方が30%以上いるんですね。私のところにも特に女性の方で10日ぐらい出ないんです、という相談を結構受けます。
最も長い方で40日。毎日食事しているのに40日分はいったいどこに行ったのでしょうか。どうするんですね、40日も溜めて。お金に代わってくれればいいんですけどね。
その便がどこへ行ったかというと、私は体に吸収されていると思います。
便秘の人に多いのは頭痛ですよね。本来出て行くものをガス体として吸収していく。もう一つは水分として吸収していく。捨てていくはずのものを吸収していく、ということで頭痛の人がすごく多い。
頭痛、偏頭痛のところを調べてみると、だめな食べものとしてアルコールがあります。アルコールを飲むと皆さんどうなります。血の流れはよくなりますよね。血管か膨らんでいくから血流がよくなる。アルコールの働きもありますが。そうすると偏頭痛が悪化するんだそうです。この間相談に来た人は、頭痛が36時間続く。そして吐くそうです。
50年近く日本のあちこちで砂療法やっています。海辺の砂の中に首だけ出して入る砂療法は、体の老廃物や毒素を出すわけですが、砂に排毒するので体臭がしてくるわけです。普通の体臭じゃなくて、ガス化したものが出ているので食べたものによって匂いがちがうんです。金属臭がしたり腐ったような臭い、硫黄臭かったり、要するにそういうものがたまっているわけですよ。
老廃物や毒素は汗などで体外に出すわけですけど、一番は排便で出していくわけです。それが出ないものですから、便秘の人は砂療法すると頭痛がするわけですよ。順調に便が出ている人は頭痛がないんです。
次回は、来年2018年1月14日(日)の開催です。テーマは「生殖器の望診・食卓・飲み物・手当」。単発受講もできますので、是非ご参加ください。