12月17日(日)、正食クッキングスクール大阪本校で、岡田昭子先生の公開料理教室「昭子先生に学ぶ次世代に伝えたい心と身体が喜ぶおせち」が開催されました。早い段階で満席となりキャンセル待ち状態。
昔から受け継がれてきたおせち料理を、長く正食を伝えてきた昭子先生から直々に学べる貴重な機会でした。
一年の一番大切な節句の日に食べるおせちですが、野菜や豆のうまみをふんだんに引き出す料理法なので、ふだんのメニューに取り入れて年中いただけます。きっと家族や親戚、ご友人にも喜ばれることでしょう。
おせちは、五穀豊穣、子孫繁栄、無病息災、そして家族の幸せの祈りを込めて毎年作られ、一つ一つの具材には、全て意味が込められています。
例えば、「田作り」は、五穀豊穣を願い、小魚を田畑に肥料として撒いたいたことから名付けられました。片口鰯の小魚(ごまめ)を使った田作りは、関東でも関西でも祝い肴3品のうちの1品です。
「黒豆」は、元気に働けますように。「まめ」は元来、丈夫・健康を意味する言葉です。「まめに働く」などの語呂合わせからも、おせち料理には欠かせない料理です。
「昆布巻」の昆布は日本料理の必需品で、健康長寿を願います。「喜ぶ」の言葉にかけて、正月の鏡飾りにも用いられている一家発展の縁起ものです。
*公開教室で作られたおせちメニューです。
・黒豆
・田作り
・きんとん茶巾
・松れんこん
・ごぼう昆布巻き
・高野サンド
・煮なます
・祝煮しめ
・雑煮
・きんつば
・たたきゴボウ
参加者の皆さんの顔ぶれもなつかしい方から体験レッスンに来られた方まで様々でした。“身体にやさしくておいしかった”と笑顔で帰っていかれました。