自然農で有名な川口由一さんと、 「半農半X」という生き方を提唱されている塩見直紀さんの 対談を企画して、奈良県は桜井市に住む川口さんのお宅を K山氏、J女史とお邪魔しました。
塩見さんは、京都の綾部で米作りをされているので、 川口さんは、いわばお師匠さんのような存在になります。
塩見さんが、新しい暮らしを始めるために 勤めていた企業を辞めて、綾部にUターンする ところから対談は始まりました。 (↑庭にあった、川口さんが若い頃つくられた オブジェ) (↑室内にあった、土器の破片など。ご自宅は巻向遺跡のすぐ近くです)
曇っていた空が青空となり、明るい日差しが入ってきましたので、 近くの川口さんの田んぼに出かけました。
周りの田んぼは、刈り取りが済んでいて、 川口さんのところだけが黄金色に輝いていました。 さわさわと風が吹き抜けていきます。
畑にも案内してもらいました。 畑と道が分かりにくいので、 知らずに作物を踏んづけていることもあります。 「しまった」と思ってあわてても、 笑顔で「いいですよ」と川口さん。
塩見さんの質問に対して川口さんは飄々と自然体で、 軽やかににこやかに答えてくださいました。
自然の営み、いのちを見つめて暮らしている人にしか 感じることのできない、世界観があるのだなと思いました。
この対談は「むすび」誌の新年号に掲載されますので、 ご期待ください。 これからの生き方を変えてみたいと考えている人に、 必ずいいヒントがあるはずです。 (Terry)