6月9日(日)山村慎一郎先生の望診法講座の第3回目が開催されました。
テーマは「足の親指(外側)・足の人差し指からのサイン」です。
望診法の「望」は「見る」という意味です。
顔や身体など表に現れるさまざまな変化や症状を注意深く見ることで、体の中で何が起こっているかを判断するのが望診法です。
その歴史は古く、中国の数千年という長い歴史の中で確立された、理論と臨床経験に基づく伝統医学の一つです。
今回は本題に入る前の、先生の近況報告や、最近考えていることなどのお話しの一部を紹介させていただきます。
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自分の体質というのは、遺伝というものがありますから自分だけの責任ではないわけです。
おじいさん、おばあさん、ずっと遡っていきますと、先祖からの弱い部分を受け継いでいしまいます。
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こういうことがあります。
私の故郷、岩手県にラクビーのスタジアムができました。
その近くに住んでいる気の毒の人の相談に行ってくれないかと頼まれて行ってきました。
その方の家系は34歳までしか生きられないといいます。
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28歳になる彼は「もうすぐ死ぬんだ」と絶望しているわけです。
どういう生活していたかというと、どうせ死ぬからということで酒飲み放題。
「運命は変えられるんですよ」というところから話をしました。
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我々の肉体は食べ物でできています。もう一つは見えない精神世界。
見える世界と見えない世界で合体してできていますから、と彼にいろいろ話しをして、こんな食事をしていたら、遺伝とか関係なく普通の人でも死ぬよ。
だからあなたは子どもさんのことも考えて自分のことだけ考えるのではなくて食べ物を変えてみたらどうだと。話をしました。
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説得が大変でした。本人は死ぬ方向に向かって進んでいるわけですから。
それでは元気になれないよ、と何回も話をしました。
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死ぬ時は死ぬし、万が一元気になるかもしれないから一度やってみたら、ということでようやくやり始めました。
そうしたら、がらっと変わりました。
食べ物を変えることによって肉体が変わることはご存じですよね。
肉体が頑健になって健康になっていけば、当然精神にも響きますよ。
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朝っぱらから酒を飲んでたら、仕事はうまくいきませんよね。
お酒はここで何度も言っていますが、糖分でできていますから、芋焼酎ですと芋の糖質、蕎麦焼酎は蕎麦の糖質、日本酒は米の糖質を使っています。
そうすると例えば、朝食にジャム付きのトーストを食べました。というのは、お酒を飲んだのと同じ状態なわけです。
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お酒は液体なので、血液の中にばーっと入ってしまうのですぐに影響が出てきます。
お酒より時間差はありますが、糖分は心のほうにも響いてきます。ほとんどの人は気づかない。
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つまり食べ物によって体も変わるんだけど、心も変わります。心が変わればさらに体も変わっていきます。
いいものを食べるのか、好き勝手に食べるのかによって、あなたの運命はあなたが決めます。
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私、先日、四日間断食したんですけど、すると二日目に饅頭が届きました。
必ずやろうとしたら邪魔するやつが出てくるんですよ。その次の日はクッキーが届きましたね。
こういう場合ほとんどの人がせっかくいただいたんだから、明日からスタートしましょう、と言うんです。
明日はまた別の誘惑が来ますよ。
今日できないことは、明日できません。今日と決めたら即実行ですね。
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そして人のせいにしてはいけません。持ってきた人に罪をなすりつけるんですよ。
私がせっかく断食しようと思っていたのに。責任を向こうに押しつけるんです。食べたのだあれ?
決心して、宣言してください。すぐに甘いものが集まってきますから(笑)。
空海、真言密教の本などを読んでいると、食べなさいと持ってくるのは観音様なんです。
お友達の顔をして、あなたを試しているんです。
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次回は7月14日(日)。第4回目のテーマは「手の親指、人差し指・手の平・手の甲からのサイン」です。
単発受講もできますので、是非ご参加ください。お待ちしています。
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