10月13日(日)、山村慎一郎先生の望診法講座・新シリーズ「仕組みが判れば感情はコントロールできる」第1回目が開催されました。
今回のテーマは「怒のサインと原因、対策」。
現代社会では切り離して考えがちな私たちの「喜・怒・哀・楽」という日々の感情の動きも、実は体調の変化と連動しているのです。
講座の冒頭部分を少し紹介させていただきます。
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望診法の「望」は「見る」という意味です。
顔や身体など表に現れるさまざまな変化や症状を注意深く見ることで、体の中で何が起こっているかを判断するのが望診法です。
その歴史は古く、中国の数千年という長い歴史の中で確立された、理論と臨床経験に基づく伝統医学の一つです。
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マクロビオティックを学んできて最近すごく分かったことがあります。
マクロビオティックの食事の原点は永平寺の典座(てんぞ)教訓です。典座は台所のことです。
道元禅師はもともと臨済宗で、精進料理を作ったのが道元です。
典座教訓を読むと5つの色、5つの味、植物の持つ性質というのが書かれています。
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臨済宗は初歩的な坊主が典座をしていたんです。
「俺は飯作りに来たんではなくて、仏教を勉強に来たんだ、なんでこんなことやらなきゃいけないんだ」と。
臨済宗ではわりかし軽く考えていたんですね。
ところが道元禅師は、そうじゃないと言って、ある程度修行を積んだ坊主に、典座をさせたんですよ。
そこから始まっているので、マクロビオティックの料理は精進料理がベースになっています。
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だけど桜沢如一先生は処方的なことを言い始めると難しくなるので老子をもとにした。
老子が言っているのは、陰と陽の世界なんです。哲学なんです。
どうやったら幸せになるか、ずっと山の中で考えていたんです。
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マクロビオティックは健康法ではない、と私は思っています。どうやったら幸せな生活ができるんだろうか、と思った時に、自分の幸せというものを確定する必要があるんですよ。
アンパンマンマーチをよく読んでください。
何をしにきたのか、この世の中に。分からないのは嫌だとアンパンマンは言っているんですよ。
困った人がいると自分の身を削ってパンを分けているわけでしょ。利他の心ですよね。
自分の幸せっていったいなんだろうということを考えていく。桜沢先生はこう言っています。
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どこかにみんなで旅行に行く。
その時にお腹壊したとか、頭が痛いとか、身体の調子が悪いとずっと宿にいなきゃいけないじゃないですか。
せっかく楽しい旅行に出てきた、つまり生まれてきたのに、身体の調子が悪くて部屋から出られないということはつまらないんじゃないの。
だったら身体をちゃんとして旅行を楽しもう。
つまり生まれてきたこの人生を楽しもう、やりたいことやれよというのがマクロビオティックなんです。
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その時、あなたはこれが多すぎます、これが足りませんというものを調節して、それで自分の身体を作っていく。
そして人生を謳歌しよう。
マクロビオティックは健康法ではなく哲学なんです。
※続きます
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https://www.macrobiotic.gr.jp/news/category/seminars/#post-2817
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