※前回の続きです
?お二人の対談のほんの一部になりますが、紹介させていただきます。
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講演で、あまり触れなかったマクロビオティックについて、橋本さんに少し語ってもらいました。
「身土不二とは、体の内的環境(ミクロコスモス)と外的環境(マクロコスモス)をつなげること。だから禅マクロビオティック。無限の世界と自分をつなぐ世界。栄養学的な世界ではない」
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「寺で断食を一週間経験して、自分と外が一つになるような開放感・自由感を味わったのが原点。桜沢先生は“本能の曇りを取れ”と一言でおっしゃっている。それがマクロビオティックである。皆さんの中にも本能がある。それが食の曇りによって感じられない。いっぱい話して伝えることよりも、食というものの大事さを体験することで体感することになるだろう、ということで一週間の半断食プログラムというものを作った」
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そして、今回の講演会のテーマについて。
「いくら私たちがカタカムナ、マクロビオティックを考えても古代人には戻れない。心か体で変換するしかない。素晴らしい知恵なり技術なり考え方をどう我々の現代の中に生かしてどこかに再現できるかですね。マクロの場合は、感じなきゃわからないという世界、具体的な方法として食という切り口がある。世の中の革新的な世界を分からせるために非常にカタカムナはいいし、具体的な方法としてマクロビオティックは食で、体感性を甦らすことに役に立つと思う」
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正しいカタカムナの世界を知ってもらおうと活動する二上貴夫さん。
「マクロビオティック界の人はカタカムナを使わなきゃいけない。カタカムナをつかんでもらうとずいぶん変わるはずなんです。そのためには原子転換に興味を持つということ。佐々井先生や宇野多美恵先生に対する恩返しと思って活動しています。私が発行しているメルマガに登録してください。
『カタカムナ体得のための4つの入り口』¥220/月毎月1 回発行です」
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この講演会に来られた参加者は、マクロビオティックは知っているけれど、カタカムナは知らない。カタカムナは勉強しているけれど、マクロビオティックは知らない、という方たちでした。
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正食協会とカタカムナは以前にご縁がありました。カタカムナの後継者、宇野多美恵さんの寄稿文「神話の語源と意味?古事記以前の日本人のものの見方、考え方?」が「コンパ21」(1973年12月号)に掲載されていました。
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事務局で入手したカタカムナの入門書には、カタカムナについてこのように説明がされていました。
「超古代の日本の地に棲み、高度な文明を築いた人類が、自分たちの把握した宇宙観、あるいはサトリ(哲理)を歌の形にした科学書。日本語および日本文化の原型。太古の歴史を伝える書ではなく、太古の〈科学〉を伝えている」
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※この講演会の記事は「むすび」2月号に掲載されます。
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