11月30日(土)、岡部賢二先生のシリーズ5回目のセミナーが開催されました。
今回のテーマ「冬の色彩(黒・紺)感受性を豊かにする」(お手当…黒色食品を使った腎臓の手当て法)の講義の中から、色に関するお話の一部を紹介させていただきます。
この講座では、色がもたらす作用と五臓を癒す五色の食べ物について、東洋医学の陰陽五行の立場からわかりやすく解説。さらに、五色の食材を使った五臓の手当て法についても体験できます。
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※前回からの続きです
千葉県香取郡で自然酒を造っている寺田本家という会社の元社長、寺田啓佐氏(故人)が「発酵道 ?酒蔵の微生物が教えてくれた人間の生き方?」(河出書房新社)という本を出されていて、その中に菌の特徴というのが書かれています。
お腹の中に善玉菌がいると、分かち合うとか受け入れるとか、水に流すとか、共感するとか、助け合うとか認め合うとか、自己主張をあまりしなくなるとか、人を責めなくなるとか。
こういった意識に人間も変わっていくんじゃないかなと私は思っています。
反対に、悪玉菌が多いと、自分さえよければいいという意識。ないしは不安とか恐怖というものにはまっていったりする。
非常に孤独を好んだり、陰気になったり、いろんなものに恐怖を感じたり、なかなか仕事が停滞してうまくいかないというときには、腸内環境というか、腸内にいる微生物のバランスが崩れている状態と私は見ているんですね。
悪い人間というのは、基本的に誰もいなくて、たまたま腹黒い、食べ物の摂り方や食べ過ぎという問題で、腸内環境が悪くなって意識というものに影響を与えているだけと私は考えています。
だから性格を直そうとしたら、やっぱり腸を変えないと。
腸が変わると性格や意識の在り方というものが、生きていてよかったな、有り難いなとか、あらゆるものに感謝できる、ハッピーという豊かさを感じられる。
小さなことに感動できるみたいな。そういう人間性に目覚めていくんじゃないかなと考えているわけです。
昔「脳内革命」という本がありましたけど、これからは「腸内革命」ですよ。
意識が変わり、性格が変わり、人生が変わる。運命そのものを変えるというか乗り越える。
宿命というものがあったとしても、それを上書きしてより幸せな人生を掴みとることができる。
このヒントも腸内改革にあるじゃないかなと思うんです。
動物性食品というのは、劣化すると黒くなって腐っていく。だからその人の心の中に闇を作る。
ないしは停滞したガンとか腫瘍とか闇的な病気を作るという意味で、あまり動物性食品は食べないほうがいい。
お腹の中で腐敗しやすいようなもの全般を食べ過ぎないことが、健康法につながっていくかなと思います。
最近、黒い闇というものが問題化していまして、今、ブラック企業という言葉聞きませんか。
搾取というか、労働者を非人間的に捉えて、酷使している企業のことをブラック企業といいますね。
黒という言霊。カタカムナという世界から見た、黒の語源は何かというと、クは引き寄る、ロは空間です。
あらゆるものを引き寄せて消してしまうような空間。ブラックホールといいます。
言霊から見てもあらゆるものを光もぜんぶ引き寄せて吸ってしまうようなエネルギーを黒というのです。
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岡部先生の新セミナーが4月からスタートします!
「幸せを引き寄せる陰陽講座 」
全5回ですが、単発受講もできますので、お気軽にご参加ください!
https://www.macrobiotic.gr.jp/news/category/seminars/#post-395