7月6日は早朝から蒸し暑く、 まるでミストサウナのような重く湿った空気に 覆われていました。
そんな夏を乗り切る、ココロに優しいスイーツコースの第1回、 「冷たいスイーツ、固めるものでこんなに違う!」が 開催されました。
講師は、東京自由が丘「グレイスフルスイーツ」で 腕に磨きをかけた、廣田直樹さんです。
今回の講義テーマは、凝固剤がメインです。
寒天、本葛、ル・カンテンウルトラ (寒天のトップメーカー伊那食品の商品)の3種類の凝固剤を、 それぞれリンゴジュースに溶かし、凝固剤の配合量も変えて、 6種類作りました。
柔らかいものと硬いものを食べてもらって、 それぞれの食感を楽しんでもらうことと、 ゼリーはこういうものだと決めつけるのではなく、 自分の好きな硬さを見つけてもらうための作業です。
本番の紅茶ゼリーの凝固剤は寒天で、甘味料はアガベシロップで 作りました。 アガベとはメキシコなどで育つ植物、リュウゼツランのことで、 テキーラなどお酒の原料に使われています。
廣田さんの「普通のお砂糖に慣れている人には、物足りないですよね」 という問いかけに対して、 「マクロビオティックのスイーツの中では、しっかりした甘さです」 との反応がありました。
マクロのスイーツというのは、もっと素材を活かした甘さとか、 もっと軽い甘さというイメージがあるので、今回はしっかりした アガベの甘さを感じられたようです。
軽食として出された豆腐のキッシュが好評でした。 食べた人の感想です。「玄米と豆腐のキッシュなので、 地味な味だと想像して口に入れたのですが、異国の香りが ふぁっと入ってきて、思わず、うまっ!と声が出てしまいました」
廣田先生にその秘密を聴くと「人参と玉ねぎを入れた玄米リゾットに、 ジェノベーゼペーストを入れているんです」。
次回8月3日は、「植物性アイスクリームの魅力に迫る!」です。
植物性のアイスクリームは、あまり市販されていないので、 自分で作りたいという方が多く、とても楽しみにされているようです。 (Terry)
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Macropocket(正食協会事務局)
JAPAN MACROBIOTIC ASSOCIATION
https://www.macrobiotic.gr.jp/
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