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【免疫力UP情報】お手当てで苦しい抗がん剤治療を乗り切る②

【免疫力UP情報】
昨今、世間を騒がす新型コロナウイルス。
こちらのコーナーではコロナに負けない身体づくりのための情報を、
過去のむすび誌や正食出版発行書籍から抜粋してご紹介致します。
第17弾は「むすび誌2017年8月号」より末期の乳がんが消えた料理教室受講生の体験談をご紹介します(全4回)。
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【末期の乳がんが 「消えた」 料理教室受講生の体験】

治療直後からビワの葉温圧 1年後にがん細胞が「ゼロ」に

 3週間ごとの抗がん剤治療の2回目以降は、手はもう腫れませんでしたが、急に39度の高熱が出たり、味覚や嗅覚が低下して食べものの味がわからなくなったり、関節が思うように動かせず正座もできなくなってと、次々と予想もしない症状に見舞われました。
 それほどつらい副作用を伴う抗がん剤治療は、当初の予定に沿って4か月続きました。
 治療が終わったときは、浮腫で足が倍以上になり、ふくらはぎが太もものようになってと、「その頃がいちばんしんどかった」と振り返ります。
 ビワの葉温圧を始めたのもその頃でした。
 前述したように、器具は持っていたもののほとんど使ったことがなかった玉田さんは、朝倉さんのことがきっかけでいろいろ調べた結果、「ビワの葉温圧しかない」と心に決め、6月に自然食品店の講習会に行って学び直しました。
 そして、料理教室のある日は、料理実習後に、朝倉さんを交えた受講生に対し、ビワの葉温圧を体験してもらいました。
 温圧を初めて受けたとき、朝倉さんは患部の痛みが和らぎ、「お風呂に入ったみたいな気持ちよさ」を感じました。
 抗がん剤治療の終了直後、だいぶ小さくなっていたものの、まだがん細胞は残っていました。そこで、「残っているとまた増えてくるので、ここでなんとか撲滅したい」と考えた朝倉さんは温圧を継続、翌年(昨年)の2月には、「目に見えるがんはない」「検査上はゼロ」という朗報が主治医から伝えられたのでした。

過去の乱れた食生活を反省し 調味料を変えコーヒー断ち

 乳がんになった原因について問うと、朝倉さんは若い頃の乱れた食生活を挙げました。
 とくに独立する前の会社にいたときは、拘束時間が長くて自炊もままならず、「カップ麺やコンビニ弁当とか、パンとかの食事が大半でした」と話します。ストレスもかなりあったようです。
 独立してからは、食生活についても反省して、できるだけごはんをつくるようにはしていましたが、外食もけっこう多く、肉類や甘いもの、アルコール、コーヒーなどもよく口にしていました。
 おもに副作用と思われる症状に苦しみながらも、料理教室に通ううち、「硬くてポロポロした感じだと思っていた」玄米が、もっちりと炊き上げることができて、「けっこう食べやすいかも」とわかると、白ごはんからすんなり玄米を受け入れることができました。
 甘味も、上白糖やみりんを使わなくても、食材のもつ甘味を引き出したり、ほかの自然な甘味を利用する知恵も知り、いろんな食べものがマクロビオティック料理で置き換えられることに興味をもちました。
 そこで、まずは調味料をすべて伝統的な製法で造られたものに変え、それまで「だくだくに飲んでいた」コーヒーもすっぱりと断ちました。


『乳がんと里芋湿布』

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渡邊昌(わたなべ・しょう)
1941年、平壌生まれ。医学博士。慶應義塾大学医学部卒。同大学院病理学専攻、アメリカ国立癌研究所、国立がんセンター病理部を経て、同疫学部長。その後、東京農業大学教授、国立健康・栄養研究所理事長を歴任し、現在は、公益社団法人生命科学振興会理事長として専門誌「ライフサイエンス」「医と食」を主宰。一般社団法人統合医療学院学院長、NPO法人日本綜合医学会会長も務める。これまでに厚生科学審議会、内閣府食育推進評価専門委員会座長など政府の各種審議会委員を歴任。
  • 2021年03月18日 16時52分更新
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