ついにSeptemberです。 灼熱の太陽も入道雲もセミの声も、 一瞬にして遠い彼方に去りました。
9月1日は、鍼灸院の院長であり、統合医療専門クリニックでも 鍼灸治療と食養相談を担当されている西下圭一先生の 「1DAY陰陽マスター講座陰陽でHAPPY LIFE」」が開催されました。 講義中、豪雨と共に、雷鳴が響き渡る一コマもありました。
「陰陽という二つの判断基準をもって考えるくせをつけることで、 いろんなものが見えてきます。 桜沢如一先生の著書『魔法のメガネ』ですね。 このメガネをかけて世界を見ることが、今日の講座のタイトル、 「HAPPY LIFE」につながると思います」
「陰陽をより深く理解していくことで生き方にも 生かせるような気づきが得られるものです。 陰陽とはすべての原理であり、わかったつもりでも奥が深いものです」
「食の問題だけでなく、日常生活での身の回りのことを 陰陽で考えてみることで、判断力が磨かれ、自らで考えて行動する力が 身についてきます。まずは身近なことを陰陽で考えてみてください。 世の中の流れまでをも一緒に考える時間がそこから始まります」
ホワイトボードに、大きな波の図を書いて、 「自然は一定していません」と、季節の陰陽、月の陰陽、 体の陰陽などの解説から始まりました。
受講者からの感想です。
「陰陽というのは奥が深いなと思いました。 食べ物の陰陽の話も“なぜ?”を解説してもらえて良かった」
「生きているなかの要所要所で、陰陽のものさしで 考えてみることの大切さ、自分で考えて行動できるように なることの大切さを考えさせられました」
「陽性な環境では陰性なものが、陰性な環境では 陽性なものが育ちやすいという話で、マクロな視点では、 地球温暖化・日本列島は地震活性期という陽性な環境に あたるので、陰性な体質の人が増えるのもうなずける という話は衝撃的でした」
西下先生の感想です。
「夏休みの最終日、しかも大雨の予報のなかで 参加してくださった皆さんには感謝です。
陰陽というのは原理であり、判断基準、考え方のものさしとなるもの。 陰陽の理解を深めることで、食べ物の選び方だけでなく、 体調の整え方、日常の過ごし方から生き方まで考えられるように なるものです。
正解を探し求める生き方から、正解を自分自身で創りだしていける 生き方へのシフトを目指してほしいというのが願いです。
そのために、マクロビオティック関連のセミナーなどでは あまり語られないような内容まで踏み込みました。
この講座に参加した皆さんで、それぞれの正解を創りだして いける過程にあると理解してもらえれば幸いです。
しかし、『高血圧と塩の関係』を話し出したあたりから 急に外が暗くなり、『体温』の話を始めたら雷が鳴りまくり。 講座が終わったら雨が止んでた、というのが不思議ですね」
講座の中で紹介された本『流れとかたち』エイドリアン・ベジャン著 (紀伊國屋書店)について西下先生のコメントです。
“木の枝葉が伸びていくようなかたちは、あらゆるところで 生物にとって関連性があるということが説かれています。 自然界のものはすべて「スムーズに流れるようにデザインされている」 との言葉に、陰陽にも共通する原理のようなものを感じたので、 講座の中で紹介させてもらうことにしました。
科学者(物理学者?)の書いた非常に難しい本ではあるのですが、 陰陽を理解するときの課題である「雪の結晶はなぜ六角形か?」を 考えてみるときに、現代の科学者がここまで考えを進めていることを 知るだけでも、この本を読む価値があると思います。 何ヶ月かかってでも読んで欲しい本です。
なんなら『むすび』に僕が書評を書きたいくらい(笑)”
10月から「元気力をひきだす自然医術」シーズン3 〈症状別編〉が3回シリーズで開催されます。 是非ご参加ください。お待ちしています。
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Macropocket(正食協会事務局)
JAPAN MACROBIOTIC ASSOCIATION
https://www.macrobiotic.gr.jp/
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